SPKに入って、ニアにあってもう結構経った。
今ではニアはそれなりに私を頼ってくれている。
席は隣なことが多かったりする。
通信関連のことを担当して。
この前、仲間がメロに殺されたであろうときは殺されずにすんだ。
でも、いつかキラに自分は殺されてしまうのだろうか。
できれば、ニアと目的を果たしたい。
ニアがキラに勝つためには、何でもしたい。
始まりはいつだったんだろう・・・。
そんな想いはどんどん強くなる一方だった。
デアイ
俺はそのとき、某州警察にいた。
そのときやっていた仕事は、ほとんどが通信関係だった。
盗聴器の手配をしたり、とにかくパソコンに毎日向かう日々だった。
俺は、そのことに関しては任されていたし、専門だったし、その部署ではトップにいられた。
自分でもそれで満足していた。
そう、満足していたんだ。
今考えると、満足していなかったんだろうけど。
それは、違う世界を知ってしまったから。
でも、満足していた。
俺はこれでいいって思ってた。
そんなときだった。
大統領から黙秘で、SPKという組織に入らないかという勧誘を受けた。
俺の通信技術の腕をかってくれたらしい、ということは後からきいた。
俺は、そのとき急に欲が湧いた。
俺の能力でやれることならやりたい。
キラを捕まえるというなら、なおさらだ、と思った。
すぐに「やる」と返事をし、勤めていたところを辞めて、言われるところに行った。
セキュリティ検査はかなり厳しかった。
やっと終わったと思ったら、これから上につく人間がまだ子供だということを知った。
そのとき、席をたってしまった人もいたが、俺は席をたたなかった。
-------その場にいて、本当によかったと思う。
初めて会ったニアという少年はとても素晴らしい頭脳を持った人だった。
見た目だけは、小さくて、----そして、可愛かった。
「ステファン・ジェバンニです。よろしくお願いします。」
「・・・ジェバンニさんですね。ニアといいます。これからよろしくお願いします。」
このとき、すぐにこのニアと言う人は、上にたつにふさわしい少年だと思った。
信用できる、そう心から思った。
段々SPKにも慣れて、俺はほとんどニアの側にいた。
とても、嬉しくて--------
「・・・バンニ。ジェバンニ。いいですか?」
「う・・・」
「・・・ジェバンニ?」
「・・・はっ・・・」
飛び起きた。
「あ、れ・・・私・・・」
「寝ていたようですが、疲れていますか?」
ニアが、いつも通りの口調で、いつも通りの目できいてくる。
寝起きにニアのアップ・・・
やっぱり、可愛くて・・・賢そうで。
「申し訳ありませんでした・・・寝てしまって。」
「いえ。でも、早速で申し訳ないんですが、やってほしいことがあるのですが。」
「はい。」
--------どうも、寝てしまっていたらしい。
・・・昔の夢を見るなんて、年寄りみたいだと思ったけれど。
久しぶりに思い出した。
ニアとあったときのこと。
相変わらずプラモをいじりつつ、考えてる姿に思わず笑ってしまう。
仕事をしなくては・・・。
end.
-----------------------------------------------
勢いでやってしまいました・・・。
ステニア?ジェバニアどっちなんでしょう世間では。
これ書いてるときジェバンニさん思い出して萌でした。
デスノにも手つけるか・・・?
ステファンって、SPK入るまで何やってたんだろう。
あぁ妄想が膨らむ。
てかどんどんステファンがニアの下僕っぽくなってる気がする。萌・・・!!
楽しかった・・・・けどもっと文書く力が欲しいです。05.10.7